適応障害とは

適応障害のイメージ画像

適応障害は、強いストレスによって、心の不調が現れる病気です。特徴は、ストレスの原因となる出来事が起きてから3か月以内に起きるようになるとされ、ストレスが取り除かれると数日から数週間で心身の回復が期待できますが、症状があるにも関わらず、無理を続けると、うつ病や不安障害に発展する可能性もあります。

症状

憂うつな気分で落ち込む、不安感、いら立ち、焦り、集中力低下などの精神症状、頭痛、めまい、倦怠感、疲れやすさ、不眠などの身体症状がみられます。これらの症状のために日常生活に支障が出て、仕事や学校に行けなくなったりすることもあります。うつ病に似ていますが、好きな趣味やコンサートなどを楽しむことができるのが異なります。

原因となるストレス

ストレスを感じる原因で多いのは、学校、職場、家庭内での人間関係や環境変化、人生の転機です。

治療

症状はうつ病に似ていますが、基本的に薬物療法よりも以下の方法でストレスの軽減を行います。

環境調整

まずは、現実的なストレスを減らすことが重要です。職場になじめないようなら、部署や人の配置を変えてもらうなどの配慮を求めます。症状によっては数週間の休職をして体調を整えるとよいでしょう。

心理療法

自分自身のストレスに対する反応への気づきと対処のバリエーションを増やす認知行動療法やカウンセリングを通して、ストレスを軽減させます。